![ジム・ビーム蒸留所](https://bar-sawa.net/wp-content/uploads/2018/04/l_img_5_001.jpg)
2006年10月、アメリカ南東部にある、ケンタッキー州・テネシー州へ訪れました。ジムビーム・メイカーズマーク等、数多くの蒸留所を訪問することができました。
訪れたウイスキー蒸留所
ジムビーム
![ジムビーム 12年](https://bar-sawa.net/wp-content/uploads/2018/04/img_drink_bou020.jpg)
ビーム家の歴史はバーボンウィスキーの歴史とも言える。ジェイコブ・ボヘムはドイツからアメリカへ移住、その時ボヘムからアメリカ式のビームに改める。1795年にバーズタウンにて創業。「バーボン作りはビーム家に」と言わしめた。バーボン中興の祖ジェームス・ビームといわれた。ブッカーズのブッカー・ノオは、ジェームスの孫。ベイシル・ヘイデン・ベイカーズ・ノブ・クリーク他。
メーカーズマーク
![メイカーズマークゴールド](https://bar-sawa.net/wp-content/uploads/2018/04/img_drink_bou022.jpg)
キレイな黒板塀に赤の屋根、金のとってのステキな蒸留所。奥様がデザインし、旦那様が酒造りをしている。唯一小麦をライ麦の変わりに使っている。ろうの所は、未だに原始的な手作業。スコットランド移民で、Whisky とかく、普通バーボンは、Whiskeyと書くのだが、スコットランドということにこだわっている。ちなみにスコッチはWhisky。Sはサミュエルズ家のSで、IVは4代目ということ。
フォアローゼズ
![フォアローゼズ マリアージュ](https://bar-sawa.net/wp-content/uploads/2018/04/img_drink_bou08.jpg)
キリンが持っている唯一の蒸留所で、赤イトスギの発酵層、代野さんが当時社長で、バーボンの蒸留の仕組みが実によくわかった。代野社長にごちそうになったケンタッキーフライドチキンがおいしかったです。
ワイルドターキー
![ワイルドターキー 17年](https://bar-sawa.net/wp-content/uploads/2018/04/img_drink_bou07.jpg)
夏になると50度までいくので、仕込みはやめるとジミーラッセルがいっていた。ケンタッキーは夏は暑く、冬は寒い。-10度までいくときもある。発酵層にはクーリングヒーターもついていない。自然にまかせての温度調節を行っている。風土と共にある。そういう蒸留所だと思いました。
ウッドフォードリザーブ
唯一、ホットスチルで蒸留している。クリーンな蒸留所。三回蒸留している。
バッファロートレース
私が行った蒸留所の中では、一番好きな所で、バッファローの通り道で渓谷の谷間にある。スタンダードがとてもおいしい。フルボディで、品のあるウィスキーである。丁度竜巻が来たところで、屋根がすっ飛んでしまっていた。上の樽はむき出し、下の樽が転がっていた。ブラントン、ヴァンウィンクル、ジョージ・T・スタック他。
ヘブンヒル(天国の丘)
![オールド・ヘブンヒル 21年](https://bar-sawa.net/wp-content/uploads/2018/04/img_drink_bou05.jpg)
1935年創立、全米1,2位の生産、コーン78%、ライ麦10%、大麦麦芽12%で、ビアスチルとサンバーのセット2組。当店には丸紅さんが商社の時、仕入れたヘヴンズヒル21年がある。エライジャクレイグ、エヴァンウィリアムズ他。
ジャックダニエル
![ジャック・ダニエル1914](https://bar-sawa.net/wp-content/uploads/2018/04/img_drink_te01.jpg)
リンチバーグにある蒸留所は年間多くの人が流れるが、ドライカウンティ。ジャックは7歳で家出し、牧師にひろわれ、そこでチャコールメローイング製法といって、テネシー州にあるサトウカエデの木を3年間天日干しし、圧搾したものをチャコールメローイングとうで、1mmぐらいの小さい穴からウィスキーをくぐらせる。濾過させる、それにより、バーボンより更に甘い香りと洗練された味になる。13歳で蒸留所の所長。16歳で独立。時は南北戦争があり、前のウィスキー戦争の教訓もあり、自らが税金を納める「政府公認1号」の蒸留所となる。ケチで金庫を蹴って、破傷風で死亡。