ジム・ビーム蒸留所

2006年10月、アメリカ南東部にある、ケンタッキー州・テネシー州へ訪れました。ジムビーム・メイカーズマーク等、数多くの蒸留所を訪問することができました。

訪れたウイスキー蒸留所

ジムビーム

ジムビーム 12年

ビーム家の歴史はバーボンウィスキーの歴史とも言える。ジェイコブ・ボヘムはドイツからアメリカへ移住、その時ボヘムからアメリカ式のビームに改める。1795年にバーズタウンにて創業。「バーボン作りはビーム家に」と言わしめた。バーボン中興の祖ジェームス・ビームといわれた。ブッカーズのブッカー・ノオは、ジェームスの孫。ベイシル・ヘイデン・ベイカーズ・ノブ・クリーク他。

メーカーズマーク

メイカーズマークゴールド

キレイな黒板塀に赤の屋根、金のとってのステキな蒸留所。奥様がデザインし、旦那様が酒造りをしている。唯一小麦をライ麦の変わりに使っている。ろうの所は、未だに原始的な手作業。スコットランド移民で、Whisky とかく、普通バーボンは、Whiskeyと書くのだが、スコットランドということにこだわっている。ちなみにスコッチはWhisky。Sはサミュエルズ家のSで、IVは4代目ということ。

フォアローゼズ

フォアローゼズ マリアージュ

キリンが持っている唯一の蒸留所で、赤イトスギの発酵層、代野さんが当時社長で、バーボンの蒸留の仕組みが実によくわかった。代野社長にごちそうになったケンタッキーフライドチキンがおいしかったです。

ワイルドターキー

ワイルドターキー 17年

夏になると50度までいくので、仕込みはやめるとジミーラッセルがいっていた。ケンタッキーは夏は暑く、冬は寒い。-10度までいくときもある。発酵層にはクーリングヒーターもついていない。自然にまかせての温度調節を行っている。風土と共にある。そういう蒸留所だと思いました。

ウッドフォードリザーブ

唯一、ホットスチルで蒸留している。クリーンな蒸留所。三回蒸留している。

バッファロートレース

私が行った蒸留所の中では、一番好きな所で、バッファローの通り道で渓谷の谷間にある。スタンダードがとてもおいしい。フルボディで、品のあるウィスキーである。丁度竜巻が来たところで、屋根がすっ飛んでしまっていた。上の樽はむき出し、下の樽が転がっていた。ブラントン、ヴァンウィンクル、ジョージ・T・スタック他。

ヘブンヒル(天国の丘)

オールド・ヘブンヒル 21年

1935年創立、全米1,2位の生産、コーン78%、ライ麦10%、大麦麦芽12%で、ビアスチルとサンバーのセット2組。当店には丸紅さんが商社の時、仕入れたヘヴンズヒル21年がある。エライジャクレイグ、エヴァンウィリアムズ他。

ジャックダニエル

ジャック・ダニエル1914

リンチバーグにある蒸留所は年間多くの人が流れるが、ドライカウンティ。ジャックは7歳で家出し、牧師にひろわれ、そこでチャコールメローイング製法といって、テネシー州にあるサトウカエデの木を3年間天日干しし、圧搾したものをチャコールメローイングとうで、1mmぐらいの小さい穴からウィスキーをくぐらせる。濾過させる、それにより、バーボンより更に甘い香りと洗練された味になる。13歳で蒸留所の所長。16歳で独立。時は南北戦争があり、前のウィスキー戦争の教訓もあり、自らが税金を納める「政府公認1号」の蒸留所となる。ケチで金庫を蹴って、破傷風で死亡。

撮影した写真

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